2020年 日本の時計産業の動向(1月~12月実績値)

一般社団法人日本時計協会(会長:佐藤敏彦)は、2020年における日本の時計メーカー(日本時計協会会員企業)の輸出実績(海外からの出荷を含む)、国内出荷実績、及び総出荷実績(輸出と国内出荷の合計)をまとめましたので発表致します。

完成品の総出荷(輸出と国内出荷の合計)

ウオッチ 数量 44百万個 (前年比33%減)、 金額 2,004億円 (同30%減)
クロック 数量 8百万個 (前年比16%減)、 金額  172億円 (同12%減)

1.ウオッチ完成品

  • -輸出(海外からの出荷を含む)
    数量は39百万個(対前年比33%減)。機種別では対前年比で水晶アナログは35%減、水晶デジタルは30%減、機械式は17%減。
    金額は1,232億円(同25%減)。機種別で水晶アナログは32%減、水晶デジタルは6%減、機械式は9%減となった。
  • -国内出荷
    数量は5百万個(対前年比37%減)。機種別では対前年比で水晶アナログが37%減、水晶デジタルは32%減、機械式で47%減。
    金額は772億円(同36%減)。機種別で水晶アナログは38%減、水晶デジタルは28%減、機械式は34%減となった。

2.クロック完成品

  • -輸出(海外からの出荷を含む)
    数量は2百万個(対前年比23%減)。機種別では対前年比で置時計が20%減、掛時計は27%減。
    金額は27億円(同26%減)。機種別で置時計は23%減、掛時計は27%減となった。
  • -国内出荷
    数量で6百万個(対前年比13%減)。機種別では対前年比で置時計が13%減、掛時計は13%減。
    金額で145億円(同9%減)。機種別で置時計が12%減、掛時計は6%減となった。

参考:ムーブメントベースの総出荷(完成品とムーブメントの合計(輸出+国内出荷))は、ウオッチでは、数量で231百万個(前年比44%減)、金額で2,336億円(同31%減)であり、クロックでは、数量で9百万個(前年比16%減)、金額で174億円(同12%減)となった。


添付:協会統計ベース2020年1~12月実績値
お問い合わせ先:一般社団法人 日本時計協会 広報担当
〒102-0073 東京都千代田区九段北 1-6-4 日新ビル 5F
Tel. (03)5276-3411 Fax. (03)5276-3414 https://www.jcwa.or.jp


2020年日本の時計産業動向<br> 協会統計ベース2020年1~12月実績値

2021年2月25日
一般社団法人 日本時計協会

1.ウオッチ完成品の機種別出荷

2.クロック完成品の機種別出荷

注1)輸出は、海外拠点からの出荷を含む
注2)金額は、輸出はFOB金額、国内出荷は税抜き売渡し価額
注3)水晶アナログはコンビネーションクォーツを含む、またクロックその他は機械式を含む
注4)クロックは、計器盤、設備時計を含まない
注5)末尾処理の関係で各欄の計算結果と合計欄に誤差が生じる場合があります