2011年(平成23年)時計協会トピックス

1 : 2010年、日本の時計産業の動向(実績値)発表(3月3日)

当協会は2010年のウオッチ、クロックの輸出及び国内出荷実績(協会統計)を発表した。日本の完成品の総出荷数量(海外拠点からの出荷を含む)は、前年比で、ウオッチでは16%、クロックでは11%の増加となった。 バーゼル・フェアー(BASELWORLD、スイス、3月24日~31日)で、広報活動として、ウオッチ、クロックの輸出、国内出荷及び世界生産推計を盛り込んだ英文小冊子を配布した。

2 : 第13回時計工業会バーゼル国際会議参加(3月25日)

バーゼル・フェアー(BASELWORLD)会期中に、第13回時計工業会バーゼル国際会議が開催された。世界の主要時計工業会(日本、スイス、香港、中国、米国、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、韓国、インド、ウクライナ)の代表者が出席し、各国の時計生産/輸出入統計及び時計産業の現状に関する情報交換を行った。

3 : 東日本大震災被災者へ寄付(3月31日)

当協会は、東日本大震災の被災者の救済および被災地の復興に役立てていただくため、義捐金として300万円を日本赤十字を通じて寄付した。

4 : 一般社団法人への移行(4月1日)

当協会は、4月1日をもって一般社団法人に移行した。

5 : ISO 国際会議参加(5月9日~13日、ベルリン)

国際標準化機構(ISO)の時計専門委員会(ISO/TC114)会議が5ヶ国、38名の参加のもと、5月9日から13日の5日間にわたりドイツ・ベルリンで開催された。ウオッチ用硬質ケース、クロックの針取付け部寸法、防水ウオッチ等について専門家による審議が行われた。

6 : 第1回定時総会(5月27日)

5月27日開催の定時総会で、平成22年度(2010年度)の事業報告案、収支決算案が承認された。又、平成23年度(2011年度)の事業計画案及び修正予算案も承認された。リコーエレメックス㈱の沢光司氏に替わり、リコーエレメックスエーティー㈱豊田茂樹氏が新理事として承認された。 総会後に開かれた理事会において、新会長に海野幹夫氏(シチズン時計㈱)、新副会長に服部真二氏(セイコーウオッチ㈱)が選任された。

7 : 「時計のひみつ」の寄贈(6月10日)

一般社団法人日本時計輸入協会と共同で、小学生向けに時計の仕組みや歴史を解説した「時計のひみつ」を制作し、26,500部を全国の小学校と公立図書館に寄贈した。

8 : 日中知的財産権会議 (7月2日)

知的財産権問題について中国時計協会と意見交換を行う為、第7回知的財産権会議が中国深圳市で開催された。当協会の知的財産権委員会委員と事務局員(総勢6名)が中国に派遣され、最近の中国における知的財産権侵害状況、取締対策、改善等について意見交換を行った。

9 : 協会役員選任(7月13日)

7月13日の臨時総会で、リズム時計工業㈱の当会会員代表者が、大川康寛氏(社長)から笠間達雄氏(社長)に、オリエント時計㈱の当会会員代表者が渡邉淳氏(社長)から宮川二郎氏(社長)に交替したことに伴い、後任の新理事として笠間達雄氏が、新監事として宮川二郎氏がそれぞれ承認された。

10 : 「時計職人」アクティビティを実施(8月25~31日)

当協会と㈱キッズシティージャパンは、小学生以上を対象に、キッザニアオリジナル腕時計を組み上げる「時計職人」アクティビティを実施した。期間中に748名のこども達が参加した。

11 : 2011年、日本の時計産業の動向(見込値)の発表(12月14日)

当協会は、協会統計による2011年のウオッチ、クロック完成品の輸出、国内出荷の動向(見込値)を発表した。
ウオッチでは、輸出は数量で前年比2%増、金額は同5%増、国内出荷は同4%減、金額で同3%減の見込である。クロックでは、輸出は数量で前年比12%減、金額で同6%減、国内出荷は数量では微増し、金額では微減の見込みである。