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6.ぜんまい駆動式電子調速時計

ぜんまいを動力源として、ぜんまいで針を動かすと同時に発電機により水晶振動子を駆動、自らの回転を調 速する時計をぜんまい駆動式電子調速時計といいます。(ぜんまい駆動式電子調速時計の定義) この時計は、調速系以外の部分が機械式時計と同じ構造であり、クオーツウオッチが開発され機械式時計と 水晶式時計が並存した1970年代に機械式時計の高精度化の1方式として考え出されました。 開発当初はぜんまいエネルギーに対して回路部の消費電力が大きく、自動巻発電ウオッチ以上にエネルギー 収支が成立していませんでした。その後、回路部の省電力化と発電機部の高効率化などの技術開発により実 用化されました。 ぜんまい駆動式電子調速時計の機構は以下の通りです。

1: ぜんまいが解けるトルクで、伝達輪列(歯車)を回します

2 :伝達輪列の最後の車に発電用の磁石(ローター)が取り付けてあり、ローターが回転することでコイル に磁束の変化が生じ、電磁誘導の原理で発電します

3 :発電による電気でIC及び水晶振動子を駆動させ、水晶振動子が高精度の時間基準を作ります

4 :高精度の時間基準を基に、ローターの回転速度を検出し、ローターの回転速度をブレーキ量の調整によ り制御します

5 :ローターが一定回転で調速されると、ローターと伝達している輪列、その輪列に取付けられた指針も運 針します

6 :以上のように電池を使用せず、ぜんまいを動力源にして水晶式時計の精度で運針する時計です。



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